レビュー
300ページ以上の世界の批評からご紹介
「宝石だ」-ビルボード誌
「素晴らしい」 -グラモフォン・ジャパン
「彼女のこの演奏は驚くべきものだ。こんなに数多くの音をもつ譜面を、様々なテクスチャーとカラーで演奏しながら、彼女が余分な手のもう1本や2本隠し持っていないなんて信じがたい。離れ業だ……もし仰天するようなピアノ演奏にふれたいなら聴いてみるべきだ。」 -Ira Rosenblum, ニューヨーク・タイムズ紙
「岡城千歳の完璧なテクニックの熟達に対し、口をぽかんと開けて畏怖の念に打たれ、座っているのみだった。」
ー French, アメリカンレコードガイド
「魅力ある色彩家……豪華で荘厳な和音がきらきら光り、いくつもの渦巻を描いていく。それはあたかも岡城の手がピアノの内部にあって音を彫刻し、全面に押し出しているかのようだ。素晴らしい……正確でバラエティに満ちた彼女のタッチと計算されたペダリングにより、岡城は非常に響きのよい演奏を聴かせた。しばしばそれは、打鍵時の音そのものではなく、打鍵後のハーモニクスを鳴り響かせることがより重要であるようだった。」
ー Paul Griffiths, ニューヨークタイムズ紙
「岡城の演奏は素晴らしいー手はいったい何本持っているのだろう。」 -William Youngren, ファンファーレ
「目もくらむようだ。……彼女の演奏は常に独特で非常に並外れたものだ。」 -ファンファーレ、アメリカ
「彼女は驚異的な才能のピアニストである。自分でも全く驚いたことに、私は完全に圧倒されてしまった。人生もこの時点まで来ると『驚く』というのはだんだんと稀な経験になってくるものだが、それだけに、私は余計に自分が驚いたことにひどく喜ばしさを感じたのだ。……かなり強烈なルバートと、ぞくぞくするようなクレッシェンドとディクレッシェンドが、最も頑固なマーラーの純粋主義者でさえも歓喜の涙を流させるだろう。……その上、それはリストのようなショーマンシップではないのだ、ただ赤裸々で恐ろしいまでの音楽的才能なのだ。……実際、音楽とはなにか、について注意深く考えさせられてしまう。そのうえ、この発見は岡城の編曲によるものだけでなく、しばしば彼女の解釈のスタイルのなかから現れてくるのだ。特に彼女の自由で伸縮自在のフレージングはすばらしく、マーラーの音楽の特徴になくてはならないものだが、それは指揮者にはめったに見られないばかりか、もっと悪いことに多くの指揮者によって不適切になされているところのものだ。岡城千歳の編曲は、彼女の息をのむような演奏とともに、マーラーが少し『反抗的なやつ』として長い間得ていた評判とは対照的に、マーラーがいかに洗練された作曲家であったか、ということを認識させられた。……全くもってきわめて印象的だ。驚くほど大胆。」
-Paul Serotsky, MusicWeb International, イギリス
「全編に鬼気の迫ってくるような凄演に仕上がっている。……これほどの緊張感と気迫をもってピアノで表現するとは!ペダルふんだんに使い、恐らくはプリペアド・ピアノの用法も一部取り入れながら、分厚いオーケストレーションをどう表現するかにあの手この手が使われ、最後までそのパワーを保ちながら荒れ狂う。マーラーの和声や語法が何と現代的、前衛的に響くことか。オケとピアノを知りつくしたこの人、やはりただ者ではない。驚愕の一枚。」 -吉村渓、有線音楽
「『巨人』を一人で弾く『岡城千歳』の凄腕」 -週刊新潮
「その多彩で豊穣な音色のピアノの魅力で聴き手を引き付けてしまった技量は、並大抵のものではない。」
-田中明、レコード芸術
「型破りな才能……以前筆者は前述のワーグナーの演奏を聴いて姉妹紙『レコード芸術』に "各声部の動きや示導動機の表す意味を熟知してピアノを『指揮して』いる。この人なら実際にオケを指揮するのも可能なはずだ” という趣旨の文章を書いた。」
―吉村渓、音楽の友
「 岡城は、驚異的なテクニックと味わい深いルバートを用いて演奏しており、実に魅力的だ。恐ろしいほど急速な曲でも、信じ難いほど詩的な演奏を聞かせるので、驚かないではいられない。スクリャービンを『狂ったロシア人』だと思っている人をも納得させてしまうような演奏だ。…様々な複合リズム(早くも作品8の4で、3連符や4連符と同時に5連符を奏するようなものがでてくる)が、あまり絶妙に演奏されているので、別に変わったところがないように感じられてしまう。5オクターヴほど(あるいは1ヤードとでも行った方がよいだろうか)にも及ぶ『演奏不可能な』和音を、岡城はプレストで演奏しさえする。とても信じ難い。岡城のすばらしい演奏…最高の推薦を与えたい。」
「(ホロヴィッツやアシュケナージのような偉大なロシア流派や)他の大部分のピアニストは、少し成熟していないように見えるところがあると認めざるを得ないが、岡城の抜群の解釈は、鋭い洞察力でスクリャービンの肉体と精神を与えるものとして現在のトップに躍り出るものだ。」 -ヒュール・タークイ、イン・チューン
「完全に心を奪われてしまった。……表現の豊かさは実に見事だ。……アーティストの音の色彩とダイナミックな大きさと素晴らしい加速により、疑問の余地なく感情が引き起こされていく。……スケルツォ楽章でので彼女の熱狂的なカウンターメロディの熟達をただ聴いてみるといい。デリカシーと詩的美しさで仰天するだろう!」
―クラシカ、フランス
「岡城千歳のレコーディングを発見したことは、大事な財産である。……彼女の特徴と濃さに感銘を受けた。」
「著しく効果的でパワフルなアプローチだ。……コントラストとクリエイティビティが加速する。」
-ディアパソン、フランス
「メジャーピアニストの発見だ」 -レパートワ、フランス
「ヴィルトゥオーゾと知性の、非の打ちどころのない解釈」 -ピアノマガジン、フランス
「めったにお目にかかることのできないほどの見事な解釈者で堂々たるテクニシャンだ。……傑出している。」
ーピアノニュース、ドイツ
「並外れたレコーディングだ。……間断のない強烈さとヴィルトゥオーソ性で多彩な音のシャワーを創り出す。最後には、ワオ!と思わざるを得ない。……繊細さと美しい色彩の音色の演奏。」
「人を魅了するこの演奏を何回も聴きたくなるだろう。岡城は最高の意味でのヴィルトゥオーソだ。」
ーボストン・パトリオット・レジャー紙
「この素晴らしいCDは、私が出会った中でも最も知的で刺激的なピアノリサイタルのひとつだ。」
ーニュービーズ・ガイドクラシックCD、アメリカ
「素晴らしい。(シューマンの交響楽的変奏曲は)私がかつて聴いたものの中でも最高の演奏だ。」
ークラシカル、ロンドン
「めったにないほどカラフルで豊かに多彩な解釈。オールスクリャービンCDはそんなに頻繁には出ないし、ましてやこのように素晴らしいものはない。……彼女の音の印影はルノワールのパステル画を見ているようだし、今日の多くのピアニストが音の変化に楽な方法であるペダルを使用するのに対し、岡城は指と、更に重要なことには頭と心を使っている。」
-Mark Conrad、CDレビュー・オブ・ザ・ウィーク、アメリカ
「フランツ・リストが現れて部屋を音で満たしているかのようだ。」
―サンデイ・ガジェット、アメリカ
「(スクリャービンの)後期の作品では興奮と官能性により、このピアニストが霊感の与えられた、すばらしい解釈者であることを示している。」 -NP、ピアノフォルテ、ドイツ
「エレガンスと透明さを持って弾かれ、それは綿密に絡まりあった対位法的なラインの構成を明らかにし、空間と容積のセンスを与える。魅力ある色彩家であり、ショパンのハ短調練習曲には炎のような明るさを与え、ブラームスのインテルメッツォの冒頭のパッセージでは澄み渡った、讃美歌のような質を、そしてだんだんに切迫した感じを与えていた。武満徹の“雨の樹素描”ではすらっとした印象派に期待できうるものすべてを引き出していた。」
ーAllan Kozinー、ニューヨーク・タイムズ紙
「筋金入りのスクリャービン弾き……スクリャービンへの思い入れは、ことのほか強いようで、練習曲全曲と一枚に収録するという”快挙”からして尋常ではない。……いわゆる編曲としての”妥協”や”限界”などのケハイが皆無なのだ。オリジナルとしての再生ではなく、別のオリジナルとしての魅力を発散させている。」 -斎藤弘美、レコード芸術
「《法悦の詩》(2台ピアノ用編曲、一人多重録音)はちょっとした驚きだ。なにしろすっかりピアノ曲になっているのだ。……むしろスクリャービンはあんな大きな編成のオーケストラでたくさんの音を使って、いったい何をやっていたのか、といった気にすらなってしまう。よい発見をさせてもらった。……アルバム全般に言えるのは、岡城がスクリャービンの一見とりとめもないような音たちの流れを緩急自在に息づかせていることで、この理解と解釈には感心した。」 -武田明倫、レコード芸術
「(岡城の坂本龍一ピアノワークス1)はこれが本当に同じ作品なのか!?という衝撃が走ること請け合いなのだ。
……その音楽の表情は多彩すぎて目眩がするほどだ。……このCDにはJポップという様相を、外側からその輪郭をなぞってくれるような役割がある……」 -すずきあつふみ、雑誌宝島
「岡城千歳の最近の(スクリャービンの)練習曲全曲の録音に出会ったのは非常に楽しい驚きであった。幅広い調性のパレット、明瞭な音楽に対する洞察力、楽々としたテクニックをそなえたピアニストであり、この才能はこの練習曲を解釈するのに成功している。…岡城は感嘆すべき心理的な感触のめいりょうさを備えており、リズム的にこみいったパッセージではかなりのテンポの自由さをとることでフレージングを際立たせている。…岡城の(作品42の)3番目のエチュードの解釈は特に注目すべきもので驚くべきテクニック的なコントロールとダイナミックのニュアンスを表している。…岡城はその鋭い感受性によって、スクリャービンの書法であるいろいろな調性の色、鋭いコントラストを描き出しており、手腕の劣ったアーチストには見落とされるところのものだ。」 -Andreas Ringstad、シカゴ・マルーン紙
「これは非常に才能のあるピアニストの演奏であり、彼女は豊かなファンタジーと熱情とその実現に必要な指とをもっている。…岡城はこれらの曲を偉大な天賦の才能と華麗さをもって弾いており、現代日本ピアノ音楽をドビュッシーに組み入れるアイディアは本当にインスピレーションあふれるものである。中でも傑出した演奏は、断然スクリャービンの5番(のソナタ)だろう。」
ーBerigan、アメリカンレコードガイド
「これら3枚のディスクでは彼女が成功に必要なものを保持していることが読み取れる。…多くの魔術が創造されている。」
ーBill Zakariasen、ニューヨークコンサートレビュー
「彼女の新しいコレクション(PPR224502)ではメジャータレントの証拠が豊かに読み取れる。岡城はすばらしく官能的な解釈でスクリャービンの5番のソナタを弾く。華麗なパッセージのほかにも、詩的なアプローチが読み取れる。色彩感覚が高く、鍵盤を愛撫する事も出来る。…彼女の武満(の雨の樹素描)は花火や大きくほとばしる炎を連想させ、大きなクレッシェンドが爆発する。」 -Heuwell Tircuit、イン・チューン
「Whispers Of Brilliance 彼女は深い瞑想に浸って我を忘れるように見えるほど演奏に詩的なタッチを与えていた。この若いピアニストは武満の後期の作品、雨の樹素描、にもっとも似つかわしく、作品のすべてのフレーズに色と叙情性を与えていた。彼女の豊富なイマジネーションと旋律的なアプローチは、スクリャービンの4つの練習曲でも効果的で、神秘的なメロディーを右手で強調し、左手で慎み深く伴奏することによって独特の効果を生み出していた。このコントラストは絶対的にユニークな技術の効果である。…岡城はすでにすばらしい音楽的な世界をクリエイトしており、…彼女の名声の獲得には大きな期待がかかる。」
ーKoji Omura, The Daily Yomiuri
「すばらしい演奏。指が音をやさしく包み、そして残酷に解き放つ、瞬間を積み重ねることで音がかたちを成し、音楽が鼓動する、そんな充実した音楽的時間を垣間見た。」
「甘美な音色からしなやかに伸縮するリズムが色彩をともなって深い感情の振幅となって揺れ動いていく。そして遺作の変奏曲付きで演奏された「交響的練習曲」は、第一曲の深淵からの遠い声がかたちを変えて読み替えられ、補足し、対立し、劇的なドラマをかたちづくる。その純粋な線の流動、禁欲的な彫琢、そしてそれを破る奔放な逸脱、こうしたシューマンの魂のおののきや熱狂を示す内面の軌跡を、岡城は、生気あるドラマとして描いていく。…『彼女こそ、真の音楽の詩人である』。こう書いたプロピアノのリカルド・デ・ラ・ローザのことばが、演奏会を終えて、真実味を帯びて響いてくる。…間違いなく、岡城千歳は才能あるひとりのピアニストである。」-三橋圭介、週刊オンステージ
「彼女のピアノの魅力は何よりも音が美しいことだろう。音はよく充実して澄んでおり、とくに高音域で単音で歌うときが魅力的である。…清澄な音色美で際立っていた。とくに第3楽章は音の粒がよく揃って幻想的だった。武満徹の『雨の樹素描』も冴えざえとして、いわば発光体としてのピアノ音楽になり、奏者の感覚の鋭さをうかがわせた。スクリャービンの4つの練習曲も同じ。作曲家一流の音の魅力をきらめきのうちに開放して快感を刺激してくる。なかでも作品8の12は確実な技巧で情熱的に輝いていた。…コーダの高音域での歌が美しく、とくに遺作で音色美が存分に発揮され、総体に練習曲というよりも幻想曲よりのものに仕上がっていた。 」 ー中河原理、音楽の友
「彼女の名前も、また演奏ぶりも忘れることはけっしてあるまい。…彼女は、弾きだした最初のフレーズで、思わずハッとさせるピアニストなのである。奇矯ということでは全然なく、むしろまっとうな演奏家なのだが、この人の歌いくち―たんにメロディをきれいに歌うというだけのことではなく、もっと広い意味で―には、何とも言えず微妙に個性的なものがあって、惹きつけられる。このCDはスクリャービンの練習曲を、作品8の全12曲、作品42の全8曲その他すべて1枚に収めた意欲作だが、彼女は、若さに似合わぬと思わず言いたくなるほどの洞察力を表している。…作曲者の意図をよく研究し勘考している以上に、直感の冴えが演奏の非凡さを高めているのは、うれしい聴きものである。スクリャービンの練習曲をすべて収めたディスクは目下ほかになく、その点でも価値ある1枚だが、そうした資料的な意味合いなどはるかに越えて、真の天分をそなえた1人の若い芸術家が、ここに顔を覗かせている事実を特筆したい。」 -浜田滋朗-、レコード芸術
「音色に特別の冴えた感性が働いている。よく耳を澄ませて自らの音を聴き、考えながら弾いていることがわかる。シューベルトではキラキラした、ハッとするような美しい瞬間があった。武満作品は、鋭い音がよく生きた個性的な演奏。緩急の間のとり方がいい。スクリャービンはリズム感覚に秀でたピアニスティックな好演。シューマンでは、自己の表現を大胆に打ち出す。
多彩な美しい音を持っていて、それを効果的に使い分けて、次々に別世界に分け入ってゆく。若い新しい才能がぐんぐん頭角を現してきたなという実感がある。楽しみなことだ。」 -青澤唯夫-、音楽現代
「Not To Be Missed(スクリャービンの曲は)岡城のようにすばらしく演奏されたらと期待するのだが。」
ーDaniel L.Cusik, Scranton(PA)Times、アメリカ
「華やかでヴィルトゥオーゾ的な考察」 -Peter M.Knapp, The Patriot Ledger、アメリカ
「目がくらむようなテクニック」 -Matthew Balensuela, Tribune‐Star、アメリカ
「思わず引き込まれるだけの、雰囲気を濃く漂わせた演奏」 -浜田滋朗-、レコード芸術
「まず目を見張るのは、岡城の演奏の見事さである。」-吉池拓男、グラモフォン・ジャパン
まだ記入中準備中です、つづく・・・
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Rave Comments from Colleague
「素晴らしいレコーディングだ、そして大変な功績でもある!!!……(スクリャービンの法悦の詩が)ひとつの巨大で魔法の楽器のように聴こえる!(そして…すばらしく圧倒的で魅力的な明瞭さをもって)(スクリャービンの)小品は優雅で、Pathetique練習曲(の異版の存在)は思いがけないことだっただけでなく、非常に魅力的だ。素晴らしい!!!」
「才能豊か、大胆、かつ知的…岡城千歳は自らにそして自らのアートのこころに忠実なピアニストであり、新世代のピアノ演奏の救世主である。」
―ミッシェル・ブロック、ピアニスト
「1969年から、私はほとんどすべてのメジャークラシックピアニストと仕事をしてきて、数え切れないほど彼らの演奏を聴いてきた。マルタ・アルゲリッチ、クラウディオ・アラウ、オーリ・ムストネン、アレクシス・ワイセンベルグ、クリスチャン・ジメルマン、イーヴォ・ポゴレリッチそして岡城千歳が、その特別なピア二スティックスキルでなかでも最も印象深かったものだ。岡城は、真に音楽的詩人として一番好きなピアニストだ。……しかしこれまで名声は彼女に追いついていない。彼女の偉大さを認識するのは大変にわくわくする。人の視覚に訴えたりするのではなく、静寂さと熟考に真価を見出す偉大さ、そしてそれは奇跡的な彼女の音楽的精神を聴けばよくわかることだ。」 -リカルド・デ・ラ・ローザ、プロピアノ&プロピアノレコード
「新しい岡城のレコーディングをもう何回も聴いている。なぜなら、非常に明確なことだが、彼女はブリリアントだからだ!!…… これは私が今まで聴いたスクリャービンのレコーディングのなかで最高のレコーディングだと思う。」
-Steven I Cantor, KOPBラジオ局、アメリカ
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